コーヒーセレモニー

 

エチオピアには、伝統的なコーヒーの作法があります。

お客さまをコーヒーセレモニーという伝統的な儀式で

おもてなしをする文化があります。

乳香をたき、生豆を煎るところからはじめて、お客さまひとりひとりに

淹れたてのコーヒーを飲んで頂きます。

 

手順としては、

まず生豆を水で丁寧に洗います。

 

豆を煎り、焙煎した豆の香りを楽しんで頂きます。

 

焙煎した豆を木臼と杵で砕きます。

 

ジャバナという伝統的なポットでお湯を沸かし、

その中に砕いた粉を入れて煮出していきます。

 

煮出された後数分置き、粉がポットの下に沈むのを待ちます

上澄みをデミタスカップに注いでいきます。

 

 コーヒーセレモニーは3杯楽しむことができます。

そのまま飲んだり、エチオピアのハーブを入れたり、

塩を入れて味や香りの変化を楽しみます。

 

最初の1杯は”健康のため(アボール)”、

2杯目は”愛のため(トナ)"、

3杯目は"祝福のため(ベレカ)" と呼ばれます。

 

エチオピアには80以上もの部族があり、

部族によってコーヒーの飲み方も様々です。

コーヒーにバターをいれて飲む習慣を持つところもあります。

 

エチオピアン コーヒーハーブ

テナ・アダムというエチオピアのハーブがあります。

カレーを作るときにスパイスとして入れたり、

チーズを作るときにも使います。

温めた牛乳に入れると爽やかな味がしておいしく、

牛乳が苦手な人はこうして飲む人もいます。

薬としての機能もあり、具合いが悪い時や鼻がムズムズする時は

ハーブをそのまま鼻の中へいれることもあります。

食べてもおいしく、元気になります。

ちなみに「テナ・アダム」とは「アダムの元気」という意味なのです。

 

コーヒーセレモニーの楽しみ方

ただ飲むだけではなく、焙煎の香りを楽しみます。

参加者同士で会話を楽しむ。

 

美しいエチオピアの伝統的な衣装を着ている女性、

きれいなセットアップ、丁寧に時間をかけて出されるコーヒーを楽しむ。

 

ソーシャルコミュニケーションをとる為に

家族や近所のみんなが集まって一緒にやるものです。

 

”Nu Buna Tetu” (ヌ ブンナ テトゥ)とは、

nuはcome、bunaはcoffee、tetuはenjoyという意味で、

家族や友達はもちろん、ご近所さんも誰もが一緒に

コーヒーを飲んで楽しみましょう(「コーヒー飲みに来て!」)

という思いが込められています。

 

コーヒーセレモニーは女性がおこなうもの。

伝統的に母親から娘へ受け継がれるもので、

この作法ができないとお嫁にいけないとされています。

 

 

実際に体験できる場所

東京都葛飾区にあるエチオピアンコーヒーハウス

毎月1回開催

エチオピア大使館UCCコーヒーアカデミー

北鎌倉 宝庵(茶室)にて出張コーヒーセレモニーもおこないました。